ネタ - 1

事業ネタ

誰も読んでないから書いてしまおう。幼稚でも良いので書いてしまおう。

図面とトラブル

AI活用による自動設計とか、社内でも社外でもよく聞く。筋が良いとは思えない。多点の穴空けや、ネジ位置の選定くらい?それはAIとは言わないと思う。

設計作業の殆どは、ルールベースで行われている。勿論。ルールを作るためには統計的な処理をしている(と信じている)が、ルールとして固定した途端に、ルールの中身に興味が無い人が出る。そうすると、ものづくりの変化(他社動向、価格変動、材料の価格品質の変化)に対応することが困難になる。もちろん、一方で対応できる人はおり、「そのくらいの逸脱は大丈夫」と判断できる。その根拠は、主に「経験と知識」。
一方、前述したものづくりの変化に対応する術として、担当作業以外のものと比較して優先順位を判断することが求められる。この根拠も「経験と知識」
これら判断できる人が、ものづくりでリーダーとなっている。

つまり、製造業で判断を行うリーダー必要な素養は、「リスクを管理して判断を行う」能力といえる。リスクが個人の経験と知識以外から「見えない」から、見える人が管理するということだ。

しかし、「リスクは見えない」というのは本当か?私はそうではないと思う。ルールベースだから、リスクが急に見えたり隠れたりするのだと思う。「規格に入っているから大丈夫。」「試験NGだったから大丈夫」そんなに白黒はっきり分かれていない。経験をした人はわかっている。その経験を、「なるべく生のままで」データとし、生の形状に適用し、新しいものを作ったときのリスクを「数値で」明らかにする。人が理解できる状態かは問わない。リーダーはマネージメントでなくディレクトさえしてくれればよい。